窓から見える桜の木は春の訪れを感じさせ、秋には紅葉を見せてくれる。
コストバランスも考慮し、コンパクトでシンプルな間取りを基本とする中で、様々な素材を使用し、内装にも造作を多めとすることで唯一無二の中身の濃い内装デザインとなった。
「森庭の家」の基礎工事が始まりました。
現場は大きめの公園に隣接し、季節の移り変わりや元気に遊ぶ子どもたちの声が感じられる立地です。
ちょうど桜の季節。隣の公園では桜が満開になっています。桜越しに見る現場の様子。
リビング・ダイニングの窓から眺められるのが羨ましいですね。
久々に広くてゆとりのある敷地で職人さんものびのびと仕事ができ、掘削工事は予定通り1日で完了しそうです。
明日からは鉄筋組工事です。
基礎工事の中でも特に構造的な部分である、「布」と呼ばれる立ち上がり部分のコンクリート打設でした。
雨上がりで湿度が高く、コンクリートの打設には最適な日でした。コンクリートの硬化中は雨降りも大敵ですが、実は極端に暑い日も要注意。暑すぎると急激な硬化によりヒビ割れの原因になってしまいます。
その点、この日はベストな気候でした。
基礎工事の最終工程、土間コンクリート打設が完了しました。
これで基礎工事はすべて完了です。
今回はリビングの床になるところにいつもと違う仕上がりを採用する予定なので、下地となる場所の土間コンクリートをより平滑にするため左官屋さんの登場です。
口数と文句は多いけど、安心信頼の腕前を持つ職人のNさん。
ニコニコしておしゃべりしながらもせっせと腕を動かします。
ですがこの日はいつもよりおとなしめ。少しずつ口数が減り、そのうちあまり喋らなくなってきました。
「・・・花粉が凄いわ」
重度の花粉症らしいNさん。
最近は日常的にマスクを着用するため症状が軽く油断していたようですが、ここ「森庭の家」はかなり濃密な自然の中。
繊細な仕事をするNさんは目や鼻も繊細だった様で、大自然の洗礼を受けていました。
大工工事が始まった「森庭の家」
たくさんの自然に隣接する現場に、自然を愛する棟梁もご機嫌です。
足場の上に立つと実感しますが、急勾配の道路から入った敷地は一段下がった立地のため、自然に囲われた雰囲気をより感じることができます。
1階の柱が立ったところで今日は終了。明日からクレーンが入り、梁や二階の柱が立っていきます。
上棟を迎えた森庭の家。
隣接する公園の樹木も夏に向けて葉を濃く付けはじめ、まるで森の中に建つようにも見えます。
柱や梁の全容が外から確認できる、この状態はごく短い期間です。
建方の期間二日間だけは応援の大工さんが来てくれますが、明日からは棟梁が一人だけで現場を進めていきます。
森庭の家の玄関には、玄関ドアの他にもう一つ出入り口があります。
隣地の公園のロケーションを取り込む木製サッシ。森庭の家の見どころの一つです。
ガラスの透明度が高く、景色の色味の変化が少ないのも木製サッシの特徴です。
木製サッシの枠は防腐処理済みの欧州赤松。水が付きやすい敷居には、船舶などにも使われるイロコ材を使用しています。
外回りの断熱材を張り終えました。着々と景色を変える森庭の家です。
外壁の一部に張るウェスタンレッドシダー。張る前にクリア塗装をしました。
張ってから経年変化で少しずつグレーに変わっていくのが特徴のウェスタンレッドシダーですが、今回はクリア塗装を施すことで変化を遅らせます。
今日は塗装2回塗りの1回目。大工さんが終わって塗装工事が入るときに2回目のクリア塗装です。
玄関ポーチに張られたウェスタンレッドシダーの外壁。モノトーンの外壁とのコントラストが抜群です。
壁の断熱工事が完了しました。
エイトワークスの壁は105mmのグラスウール充填と50mmのスタイロエース付加断熱が標準仕様。
8つのコンセプトの一つ、「快適性」を高めるための重要な仕様の一つです。
2階では天井の下地が組み上がりました。
各部屋の間仕切りも立ち、部屋ごとの広さもわかりやすくなってきました。
この日はユニットバスの組み立ても入っていました
。ユニットバスは一日で組み上がるので、施工途中を見られるのは少しだけレア。
「ユニットバス」というと浴室を箱ごと運んでくるイメージをする人も多いですが、壁や床・浴槽などバラバラに納品したものを現場で組み立てます。
レッドシダーの外壁に続き、全体の外壁工事が始まった「森庭の家」
引き締まったダークトーンのサイディングが、思った以上に裏の森に溶け込んでくれそうです。
外装の職人さんはいつもお願いしている名コンビ。他の職人さんだとなかなか納められないような難しいお願いも、文句を言いながらも見事に仕上げてくれます。
今年の夏は例年以上に暑く、猛暑日が続いています。
職人さんもこまめに休息を取りながら作業してくれています。
大工さんの内装工事は石膏ボード貼り作業の段階に入っています。
格子状に組んだ天井野縁(のぶち)という下地に貼っていきます。
この天井野縁、完全なフラットではなく各部屋のセンター付近が1~2mm高くなっています。
その理由は石膏ボードを張ったあとの重さで天井が少し下がるから。
学校や教科書では教わらない、脈々と受け継がれる大工さんの業の一つです。
2階は天井も壁もボードがほとんど張り終わっています。床のフローリングも完了しているので、いわゆる「面」の部分はほぼ完成しています。
2階の子供部屋のコーナー窓。
それにしても「森庭の家」の名の通り、この部屋に限らずどの窓からも緑が眺められることが改めて感じさせられます。
森庭の家の玄関には2つの出入り口があります。
一つは玄関ドア、
もう一つが公園の方へ向かって出られる全面ガラスの木製ドア。
ポーチはL型の造りになっていて、どちらのドアから出ても軒があるので雨に当たることはありません。
玄関ドアは家の内外の境界線となり、毎日の忙しさの中でオンとオフを切り替えてくれる存在。
それに対して公園側のドアは、そこから外に出ても目の前には緑豊かな公園。オフの気持ちのまま外に出られる、あいまいな境界線としての役割を持ってくれます。
現場から公園を眺めていると、リスが目の前を走り抜けることもしばしば。
そんな自然に隣り合った「森庭の家」。
あえて雨の日にアウトドアチェアを出して、軒の下で緑を眺めながらコーヒーを飲んだりすれば贅沢な時間が過ごせそうです。
2階の造作工事が終わった森庭の家。階段も完成しました。
リビングに隣接する階段は、階段下を収納にするため「ひな壇」の造りです。
エイトワークスの階段は既製品のプレカット階段ではなく、現場で大工さんが加工する造作階段なので施工日数がかかります。今回は特殊な納まりもあり、4日間かかりました。
こちらは階段造作2日目の様子。階段の段板や蹴込み板を乗せるための階段状の板、親板が設置されています。
その翌日夕方。まだ残り4段ほど残っていますが、全体の姿が見えてきています。
階段を組んでいるときの棟梁は非常に集中しているため、話しかけづらいオーラが全身から出ています。
「じゃ、あとお願いしまーす!」と声をかけて現場をそそくさと離れる4日間でした。
大工さんの工事が終わり、きれいに片付けられた「森庭の家」の現場内。
次の塗装工事が始まるまでの、ひとときの静寂です。
今回の森庭の家では新しい試みとして、テレビ台を設けず縦長の埋め込み収納に機器類を収納してその横に壁掛けテレビとするプランとしました。
リビングの大きな窓からは、秋の寒さの中でも暖かい日差しが入ってきます。
階段室と、その横の小上がりは「ヌック」。読書などの一人の時間を過ごすためのお一人様スペースです。
2階の洋室からは、色づき始めた紅葉がよく見えました。
春には桜が、秋には紅葉が。贅沢なロケーションです。
内装工事が終わりました。
壁や天井のクロスが貼られたことで仕上がりが近いことを感じます。
施主様の室内のイメージは「北欧っぽく」。
柱や梁はクリア塗装をすると濃くなるため、一度白く塗って拭き取った上にクリア塗装をかけています。そうすることで生木そのままの色っぽく仕上がっています。
玄関の床には今回初めて札幌軟石を採用しました。
札幌軟石は名前の通り、札幌の石山エリアで採れる石材。明治初期から色々な建造物や構造物に使われてきている素材です。
せっかく札幌市で暮らしているのであれば、こんな地産地消の材料をスポットで取り入れることで、少しだけ地域に寄り添うことができるのではないでしょうか。
森庭の家 清掃が終わりました。
ようやく完成した姿をお見せすることができます。
玄関前ポーチは広めに設計してあり、自転車などを置いておける広さです。奥にある引き戸は物置の入り口。
玄関の床には札幌軟石を使用。正面には公園の借景が楽しめます。
玄関とリビングが続いている間取り。プライバシーに配慮し、玄関ドアからは直接リビングが見えないように間仕切りでやんわりと空間を仕切っています。
リビングに設けた大きな窓からももちろん公園のロケーションが飛び込んできます。
こちらには縦型ブラインドが設置されます。
ダイニングの一角に設けた小上がり、「ヌック」。こじんまりと囲まれたスペースなので、読書したりスマホをいじったり、自分時間を過ごすのに最適です。
ダイニングから階段へ向かうスペースの「通路感」が、実際よりも奥行きと広さを感じさせてくれます。
ユーティリティや浴室は2階に設計しました。
階段室の一部は吹抜になっており、2階ホールに入った太陽光が1階のリビングをより明るくしてくれています。