白石区、望月寒川のほど近くで着工した「House K(仮)」
コンクリートパイル(杭)の地盤改良工事が入りました。
杭工事が必要になることの多い白石区ですが、同区の中では割りと浅めの位置に地盤の支持層があり、3.5mの杭長に抑えることができました。
地中の支持層に当たった所で杭を止めるので、場所によって土から顔を出していたり完全に見えなくなったりしています。
断面は電柱と同じ様に筒状。
地震の横揺れでポッキリいかないように粘り強さを持たせる形状となっています。
今年は区によって大きく積雪量が違った札幌市の年末年始。
House K(仮)の白石区は、ほとんど積もりませんでした。
年末にかけた養生テントにも積雪がなく、大助かりです。
エイトワークスの年末年始休暇の間に、職人さんが鉄筋組を終わらせてくれていました。
コンクリートの出荷が始まる12日まで、現場はもう少し待機となります。
基礎の立ち上がり、「布」の型枠組み立て作業です。
今回はお施主様の希望により、建物にシロアリ対策を施します。
その第一弾として、基礎の断熱材に防蟻剤が混入された「スタイロフォームAT」を採用しました。
シロアリ防蟻工事の第二弾、土壌処理作業を行いました。
埋め戻した砕石の上から、防蟻剤をたっぷり散布していきます。
使用されている防蟻剤。100倍に希釈する原液です。
これにより土の中にシロアリが侵入しても住み着くリスクが格段に下がるそうです。
散布を終えたエリアは断熱材を敷き並べていきます。
こちらの断熱材ももちろん防蟻効果のあるものです。
土壌処理に来てくれた業者さんに聞いたところ、北海道にシロアリがいないという思い込みは遠い過去の話で、札幌市内ではシロアリの報告が珍しくないそうです。
冬でも暖かく過ごせるように進化してきた北海道の住宅ですが、シロアリも快適に過ごせる様になっているのも事実。
今後はシロアリ対策を当たり前に施すべき時代が近づいていると感じた昼下がりでした。
晴天に恵まれた中、大工工事開始です。
クレーン車も入れる広い敷地で、のびのびと仕事ができます。
梁に釘打ち機で釘を打っていく大工さん。釘の打ち込みが甘いところは玄翁で手打ちしています。
冬の大工工事の休憩時は棟梁がコンソメスープを振る舞ってくれます。
寒空の下でも、ほっと一息入れられる瞬間です。
翌日、無事に上棟完了しました。
これから屋根の造作に取り掛かります。
雪かきに追われる毎日ですが、現場は付加断熱のスタイロエースが張られ順調に進んでいます。
エイトワークスの断熱はグラスウールとスタイロエースのダブル断熱です。
まだまだ張らなければならないスタイロエースがこんなに。この現場は棟梁が一人で張っているため登ったり降りたり、大変です。
夕方には屋根も葺き終わりました。
いつも防水処理の丁寧さで検査員を唸らせるエイトワークスの窓周り。
今回も大工さんがテープとコーキングを駆使してきっちり収めてくれました。
定規でも当てたんじゃないかと言うくらいきれいなテープ処理。
こういう見えなくなる部分の仕上がりで大工さんの現場に対する真心がわかるものです。
玄関ドアも吊り込みが終わりました。玄関ドアはノルド社製の木製ドアが標準です。
一階の床合板が敷き終わり、給排水の業者さんや電気業者さんが続々と現場に登場しています。
二階は間仕切りが立ったので部屋が区切られました。
床が張られたことで大工さんの作業効率もアップです。
外装の一部、ウェスタンレッドシダー張り。
ウェスタンレッドシダーはそのままの素材でも表情の変化が楽しめますが、今回は塗装する予定です。
エイトワークスで採用しているウェスタンレッドシダーには大きく分けて2種類あり、防火薬剤が注入されたものとそうでないものがあります。
今回のHouse K(仮)は「準防火地域」という火災の危険を防除するために指定された地域ということもあり、前者の方を採用しています。
今日はユニットバスの組み立てでした。
採用されたのはPanasonicの「ビバス」
エイトワークスの標準品とメーカーこそ異なりますが、それを踏まえても上位グレードのユニットバスです。
デザインや機能性がハイグレードなのは当たり前として、価格差が伺えるのがユニットバスの裏側です。
通常だと床下から見上げたとき浴槽はむき出しですが、ビバスは浴槽の下にも床の層があり、浴槽が見えなくなっています。この二層構造が防水性や保温性能を更に向上させています。
断熱材の持つ性能を最大限発揮させるために必須の気密工事。
断熱層の内側をビニールで覆い、家の中と外気を分断させます。
この気密工事が不十分だと、隙間風や壁の中の見えない部分の結露などに繋がり、家の性能低下に直結します。
気密工事の次の工程で張る石膏ボードも納品されました。着々と変化していく現場内の様子。
石膏ボードが張られると、大工工事も折り返しの気配になってきます。
階段の鉄骨ササラが取り付けられました。
リビング・ダイニング内に設けられる階段は家の動線の中心付近に配置されており、それぞれの部屋や空間をつなぐ役割を担っています。
キッチンに立ったときに見える景色。階段奥の壁の向こうは玄関です。
外壁に使うルーバー材も納品され、塗装が終わりました。来週から大工さんが一本一本外壁に張っていきます。
建物外部を覆っていた足場がようやく撤去されました。
建物前面のスペースが広いため、引いた写真が撮りやすいHouse K(仮)。
先日塗装したルーバー材もキレイに張り終えています。
外作業が全て完了した棟梁は二階で作業中。
階段もかかったので、登り降りしやすくて作業もはかどります。
写真はユーティリティからつながるウォークインクローゼット。
家事動線を効率的に考えた設計となっています。
壁紙の工事が終わり、内装のお化粧もほぼ完了です。
玄関の床タイルも張り進められています。ダークグレーで引き締まった印象の600角タイル。
これくらい大判のタイルだと、やはり高級感があります。
昨年末に着工した「渡る家」竣工しました。
リビングの広さは10帖。6帖のダイニングと仕切りなく繋がっているため、数字以上の広さを感じられます。
キッチン、ダイニングの向こう側には階段があり、さらにその奥は玄関です。
キッチンの横には勝手口となる掃き出し窓が配置されていて採光も十分に確保できています。
キッチンの奥にはパントリーも設計したため、収納量も申し分なしです。
シューズクロークと、トイレ前の手洗いカウンター。LDKと違いグレーを基調に配色しています。
玄関に入ると最初に目に飛び込んでくる壁は塗り壁で仕上げました。
表面硬度が非常に高い特殊な素材です。