「ガレージハウス」完成


レッドシダー外壁







3月も終盤となり雪解けもかなり進んできた今日この頃。暖かい日がきたと思えば、まだ札幌は寒い日が周期的にやってくるので、未だに季節外れの吹雪のような天気もあるのは地域柄しょうがないですね。







さて今日の本題ですが、南区澄川の「川辺の森ビレッジ」で昨年秋より工事を進めていた新築住宅「ガレージハウス」が無事に完成を迎えました。







着工したのは雪が降る前の10月でしたので、大工さん待ちの中断期間や年末年始もあったので、5ヶ月半程の長めの工期でした。







ガレージハウスと名付けただけあって、住宅の規模は小さめですが、愛車2台がゆとりを持って停められるガレージが結構な面積を占めています。




ちなみに上の写真でいうと右側の平屋部分がガレージになります。







住宅と一体となった造りで、ガレージ内からも家に直接行き来することもできるので、一度も外を通らず車で外出なんてこともできちゃいます。







余談ですが、ガレージを平屋としているのはガレージ内は柱や間仕切り壁の無い大空間としている為、只でさえ大きな梁が入っているところに2階の荷重を加えることで梁への負担をこれ以上大きくしたくなかった事が一つ。




そして2階がある場合には車庫部分の上、つまり2階床の直下で断熱をすることとなりますが、いくら断熱をしてもやはり通常の2階と比べると格段に床面温度が低くなってしまうからです。




ガレージ単体のブロックとする事で、その部分の壁や天井、基礎もしくは床には断熱が必要なくなるので、施工としては色々な事が省略ができ、シンプルな造りとすることができます。














より細かな事を一つ言うとガレージの基礎部分には基礎断熱がないので、外壁厚を基礎よりも厚くすることが容易で、覆い被さるようにできる為、基礎と外壁の間の水切りという部材も省いています。










これに関しては省略というよりも出来れば見た目的にいつもこうしたいものなのですが、外壁が木製である必要もあるので中々やるチャンスはありません。










ちょっと今回はガレージだけの話だけで大分長くなってしまったので、今日はこのくらいにしておきます。










2019.03.23