1階フロアーより一段掘り下げたリビング、中2階としたフリースペース、そして2階寝室から利用するロフト収納の全5層のフロアーレベル持つ「段違いの家Ⅱ」 南側隣地に背の高い建物がある為、極力高い位置に設けた窓からの採光を、高天井や吹抜け、中2階との隙間からより多く取り入れられるスキップロアーの住まいとしました。 道路面からのプライバシーを守りながらも、室内は対照的に明るく立体的なつながりと広がりを感じられる開放感を実現しています。
南区澄川で新たに着工しました段違いの家Ⅱ。
裏手に小川の流れる立地の物件です。
11月に入り、深夜に雪がちらつくことも増えてきたため養生テントをかけながらの基礎工事。
冬の基礎工事もテントがあるおかげで、逆に天候に左右されず管理がしやすいというメリットがあります。
足場屋さんが組んでくれているので、強固なテント。特設ステージの裏側の様です。
エイトワークスの家の基礎は、床下からの湿気防止のために土間コンクリートを流しています。
基礎工事の最終工程の土間打設。まもなく大工さんの登場です。
澄川で建築中の段違いの家Ⅱで建方が始まりました。
曇天ではありますが、風がなく寒すぎず、建方日和な天候です。
エイトワークスでは建方のときの大工さんの負担を少しでも減らすため、クレーン車を呼んでいます。
あっという間に材料がほしい場所に届くので、クレーンの作業効率は見ていて気持ちいいです。
高所の梁の上を慣れた足取りで歩く棟梁。さらにその上の梁に立って上から写真を撮ってみました。怖かった・・・。ブレずに撮れていて良かったです笑。
午後4時半、早くも暗くなってしまったので今日の作業は終了です。街灯に照らされる段違いの家Ⅱ。いよいよ大工工事が始まりました。
大工工事は年をまたいでの工期になります。これから冬本番。大雪が降る前になんとか窓の取付までいきたいところです。
サッシの取付が完了し、外回りの下地作業も順調に進んでいます。
YKK APから新しくリリースされた内側ブラックのサッシをエイトワークスとしても初採用しました。
LDKまわりに取り入れることで良いアクセントになりそうです。
2階はまだ壁が立っていないのでガランとしています。
これから壁に断熱材を入れる作業です。断熱材はグラスウール105mm。外張り断熱50mmと合わせると155mm厚の断熱になります。
段違いの家Ⅱのリビングの床は一段下がった造りになっています。更にこのコンクリートの床の下には床暖房の配管が敷設されています。
リビングの床はタイル張りとなります。タイルの利点は床暖房の熱を伝えやすいこと、さらに夏はひんやりとした肌触りなこと。
エイトワークスの標準仕様はナラの無垢フローリングですが、違った素材もスポット的に取り入れることで内観に変化や動きが出てきます。
二階は先行して断熱材のグラスウールが入りました。
ストーブの熱が逃げにくくなるので、作業もしやすくなります。
リビングの上部に位置する、吹抜けと中二階です。
中二階はフリースペースとして活用される予定です。リビングと吹抜けで通じているので、家族との程よい距離感を保ちながら自分の時間を過ごせそうです。
一階では北海道産ナラの無垢フローリングを張る作業を棟梁が進めています。
Topixにもありますが、エイトワークスは先日、北海道ウッドという道産木材をもっと広めることを目的とした団体に加盟しました。そのきっかけとなったのが、このフローリングを標準採用していたこと。
ナラのフローリングは硬く、伸び縮みが少ない材料です。とはいえ、やはり無垢材なので少々のサイズ変化は避けられません。
なので、棟梁を始め大工さんは皆その施工季節によってフローリングを張るときの力加減を変えています。
乾燥している冬は少し隙間を残し、湿度の高い夏場はぴったりとくっつけて張るといった具合です。
理論と経験則に基づいた職人技は普段気付かないところでこそ光っています。
前回に引き続き、床材のお話。
段違いの家Ⅱのリビングの上は中二階のスキップフロアになっています。
中二階の床材は「カラ松床構面三層パネル」。
厚さ30mmのパネルがそのままリビングの天井 兼・中二階の床材となります。
パネルをビス止めするための下穴開け作業。
表面がめくれたり傷ついたりしない様に、当て木をしてヘッドライトで照らしながら穴を開けています。
フリースペースとして使う予定の中二階。リビングの上に位置しています。
吹抜けの横に位置しているので、上下階をつなぐ役割を持っています。
段違いの家Ⅱは全部で5層になっていて、
一階・リビング・中二階・二階・ロフト これらの床の高さが変化しながらつながっています。
寝室に併設しているロフト。
ロフトと言っても、アパートにあるようなハシゴを登るタイプではなく、寝室との床との段差は80cmに抑えてあるので出入りが楽々です。
ロフトの下はダイニング。床が上がっているということは、真下は高天井になります。天井高およそ3.3mの空間。2階の廊下の気配が感じられるよう、スリットでつながっています。
段違いの家Ⅱ リビングに階段がかかりました。
「段違いの家」の名を冠するだけあって、床や天井の高さが変化に富んでいます。
家の中で一番天井高があるダイニング天井は突板を張っています。
寝室からロフトに上るステップも出来上がっていました。エイトワークスで使うことの多い材料の一つ、カラ松合板製です。
2階の造作はほぼ完了。大工工事の終了が近づいて来ました。
大工工事最終日直前。
外壁のレッドシダーも張り終え、大工さんも最後の仕事を進めています。
エイトワークスの代名詞の一つでもある、レッドシダーの外壁。今回はクリア塗装で経年変化を遅らせる予定です。
玄関横のシューズクロークは靴用の棚板と、その隣にコート掛けスペース。
造作の洗面化粧台。今回はいつもと少し違う造りで支給品のボウルがくり抜いた開口に収まります。
キッチンと食器棚。食器棚の扉は造作なので、取り付けられるのはもう少し先。キッチンも養生されているのでお披露目は清掃の時までおあずけです。
リビングの壁に張っているのはダイニングの天井と同じ樹種の突板。上が少し空いているのは間接照明を仕込むためです。ブラックのサッシは突板との相性も良く、今後採用が増えていきそうです。
中二階のフリースペースから吹抜け方向を見たアングルです。コーナーに設けた大開口の吹抜けサッシが家の中を明るくしています。
寝室には1.2m角の正方形サッシ。寝室自体は6帖と広さを抑えてありますが、
6帖のロフトと4帖のウォークインクローゼットが併設されているため、収納力は抜群です。
いよいよ大工さんも終わり、これから塗装や壁紙、床タイルなどの仕上げ工事が始まります。
壁紙を貼る前のパテ処理作業中です。
天井・壁のビス頭をふさぎ、石膏ボードの継ぎ目を埋めています。
目に見えなくなる部分ですが仕上がりに影響する大切な工程。
お化粧前の下地処理といったところでしょうか。
今でも十分に明るいですが、壁紙を貼ると更に明るくなります。
寝室もパテ処理が進んでいました。明日から天井の壁紙が貼られます。
リビングの壁紙が貼られました。
吹抜け側から挿す光によって現れた陰影がなかなか良い味を出しています。
リビングの真上、スキップフロアになる中二階では職人さんがクロスを貼っている真っ最中。
どんどん白い部分の面積が増えていく様子は、ついついボーっと眺めてしまいます。
ようやく最終的な姿を見せた、内観色ブラックのサッシと白い壁のコントラスト。想像通り引き締まって見えます。
多用しすぎるのは厳禁ですが、この段違いの家Ⅱの様に要所要所で取り入れると非常に意匠性に優れたアイテムとして活躍してくれそうです。
段違いの家Ⅱ 家の中で一番低い位置にあるリビング。
そこの床はタイル張りになります。今日はその作業中でした。
リビングに採用したのはグレーで濃淡のある、60cm角のタイル。
奥に主張が強めな、木目の壁があるため、床は色の無いグレーとすることで絶妙なバランスが取れています。
ちなみに階段下はテレビスペース。その壁もグレーになっています。
エイトワークスでは定番カラーとなってきているグレーの壁紙ですが、これもたくさんの種類の中から色味・厚さ・貼りやすさなど様々な角度から試行錯誤してチョイスしたものになっています。
タイルを貼り終えた全景。60cm角と大判のタイルなので、目地が少なくすっきりとした雰囲気に仕上がりました。
段違いの家Ⅱ 清掃が完了し、ほぼ竣工となりました。
外観はブラックに近いダークブラウン。アクセントにウェスタンレッドシダーを採用しています。
玄関を入ると正面の引き戸もウェスタンレッドシダー。その先はダイニングです。
ダイニングは奥にカウンターを設け、家事コーナーとしても書斎コーナーとしても、いろいろな用途に使えます。
天井は高さ約3.3mの突板仕上げ、床はエイトワークス標準のナラ無垢フローリングです。
キッチンの腰壁はモールテックスで仕上げでアクセントになっています。
ダイニングから一段下がったリビング。「段違いの家Ⅱ」の中では一層目の床。ダイニングやキッチンが二層目の高さになります。
リビングの床はタイル張り、壁の一部にはダイニングの天井と同じ樹種の突板仕上げを採用しています。
天井はカラ松合板。真上の階層の床を兼用する、一枚ものです。
三層目となる中二階。リビングの真上に位置しています。リビングからつながるグレーの壁がアクセントに。
中二階から階下を覗くとリビングの床が見えます。
四層目となる2階には寝室と子供部屋×2が配されていますが、寝室の横にはウォークインクローゼットを設けています。
寝室から出入りでき、ダイニングの真上に位置するのが五層目のロフト。こちらは天井高1.4mに抑えて床面積に含まれないエリアです。
床の仕上げはカーペットなので、ちょっとゴロ寝したりする隠れ家スペースにも使えます。
全部で五層になる段違いの家Ⅱ。視線の変化を楽しめる一棟ですが、写真や文章だけだとイメージが伝わりにくいのも事実です。
4月まではお施主様のご厚意でオープンハウスにお借りできるため、たくさんの方に体感してもらいたい物件です。