札幌も根雪になりそうな積雪となり、冬の本番に入りました。
そんな中、エイトワークスのお膝元とも言える澄川エリアで基礎工事が始まりました。
一度多めの雪が降ったものの、今日はプラス気温で暖かく、土も柔らかいため掘削作業が順調に進んでいます。
冬期の基礎工事の風物詩でもあり、心強い味方でもある、基礎養生テント。
今シーズンもお世話になります。
現場の中は少々歩きにくいものの、天候に工程が左右されないのは大きなメリットです。
年内は基礎の立ち上がり部分のコンクリートを打設して年越し予定です。
基礎のコンクリート打設。おそらく今年最後の作業です。
4時半と遅めの作業開始のため、投光器を点けて仕事に当たっています。
打設後は基礎の天端をコテで水平に均します。あとから入る大工さんが土台を乗せたときにビタッといく様、丁寧な仕事が求められる作業です。
新年明けましておめでとうございます。
年末に型枠を解体し終えた段違いの家Ⅲは、来週まで作業が入りません。
次の職人を待つ現場は少しひっそりとしています。
基礎工事の最終工程、土間コンクリートの打設が完了です。
リビングになる場所は、全面床暖房。前日に敷設したパイピングが土間の中に埋設されます。
来週から大工工事が始まります。
10年ぶりの最強寒波で日本中が凍えている中、段違いの家Ⅲの大工工事が始まりました。
一昨日から始まった建て方も無事に完了し、棟上げとなりました。
クレーンを使って三人の大工さんが建て方作業に当たっています。
上棟した屋根の上からは藻岩山スキー場の灯りが見えます。
夜になると遠くにゲレンデが見えるのは、札幌の冬の風物詩ですね。
サッシとガラスが入りました。
さすが札幌の2月。寒い日が続いていますが、ひとまず風雪の影響を受けることがなくなりました。
今日は大工さんたちは外回りの下地造作なのでほとんど現場の中にはいません。
なのでストーブを焚くのは休憩中だけ。来週から内部の仕事も始まります。
今までは床下が見えていた一階ですが、床合板が敷かれて歩きやすくなりました。
これから作業効率もグッと上がります。
床下を完全に塞ぐ前にヒーターで床下乾燥。
これから数日間は床下乾燥期間です。
外回りの下地が完了間近です。
現場の大工さんは中と外に分かれて作業に当たっています。
最近は晴れていてもちょっと油断するとすぐに降り始める雪ですが、ここまで外回りが進むともう安心です。
現場の休憩はストーブを囲んで雑談タイム。
大工さん二人はかなりのベテラン。右の大工さんは終戦の3ヶ月前に生まれたそうです。ギリギリ、戦中生まれという、それだけで自然と頭が下がる存在です。
昔、平成の米騒動でタイ米が出回ってたなんて話の流れで、色々思い出話を聞かせてくれました。
「タイ米がマズいって言っても俺の子供の頃は芋しかなかったからな。戦後でみんな貧しかったから、その芋も盗まれないようにもみ殻の中に隠して。」
「米だって、よく昔は麦飯だったなんて言うけど、もっと前はキビ飯だったんだよ。トウキビの飯。」
「100円札は知らないか?板垣退助の。板垣退助が何した人かはよく知らないけど(笑)」
「1円札?あったあった。子供の頃に。まだお菓子が一個何銭だったからね。」
などなど、貴重な話だなぁと思いながら聞いていましたが、
「しかし俺たちは一番いい時代を生きたのかもしれないな。不便も便利も、時代の大きな変化を経験してきたけど、戦争は経験せずに済んだから。」
と、実際に戦後を生きてきたからこその、重みある言葉で締めてくれました。
ただ、ちょっと「人生やりきったので満足です」感が出てると思ったので、
「さ、仕事しますか!」と念のため現実に引き戻しておきました。
壁の充填断熱グラスウールが入り、木の見える面積が少なくなってきました。
シワや隙間なくきれいに入ったグラスウール。外張りのスタイロエース50mmと合わせて、壁の断熱工事はこれで完了ですが、天井断熱がまだなのでストーブの暖気は上から逃げていきます。
屋内から逃げた暖気が屋根の雪を溶かし、足場に落ちて小さな氷爆を作り出していました。
壊すのは忍びないですが、作業や足場の歩行の邪魔なので撤去しなければなりません。
気密施工の精度には自信があるエイトワークス。
裏を返せば、換気をしっかりしないと空気環境によどみが出てしまうということになりかねず、計画的な換気設計が求められます。
エイトワークスでは第三種換気を標準仕様としています。
機種は日本住環境のルフロ400。第三種ダクト換気の大定番で安心感が違います。
換気機器の本体は一階の天井裏に設置しています。この一台から伸びたダクトが一階の天井や二階の床につながり、家全体を換気します。
外部の足場が解体され、全景がお目見えです。
外壁はブラックですが、完全な黒ではなく少しだけグレーが入っているためビビッドになりすぎない色合いとなっています。
現場内は石膏ボード張り作業の真っ最中なので、一番ゴチャつくタイミングです。たまにはそんな風景もお見せしちゃいます。
外部の足場だけでなく、吹き抜けの仮床足場も外されたのでリビングに開放感が出ました。
大工工事もあと二週間ほどでしょうか。もうすぐラストスパートに入ります。
内装仕上げのクロス工事中です。
今回は最初から最後まで職人さん一人だけで仕上げてくれる予定です。
工期はおよそ一週間。
天井・壁のパテ処理が終わり、これから壁紙張りが始まります。
12月に着工した段違いの家Ⅲも、いよいよ竣工直前です。
電気工事が終わって照明が点くようになった現場内では、暖房業者さんが仕上げ工事に入っていました。
取付を待つパネルヒーター。シンプルでミニマルなデザインが特徴のピーエス製パネルヒーターです。
床が一段下がったリビングの床は全面床暖房なのでパネルヒーターのない設計です。
暖房の仕上げが終われば、週末に清掃が入る予定です。
月末のオープンハウスに向けてもうひと頑張りです。
清掃が終わり、オープンハウス設営前のまっさらな状態。
多くの職人さんの出入りでにぎやかだった段違いの家Ⅲですが、元々静かな立地なこともあり、今日はとても静かです。
リビングの一角に設けられたヌックのソファーコーナーと、TV台。
「家族と同じ空間にはいたいけど、自分の世界に入りたい」そんな瞬間に使える一角です。
キッチンなフルフラットのステンレス天板。レンジフードはキューブ型のものを採用しました。照明が付いていないレンジフードなので、別途壁付け照明を設けています。
洗面化粧台の扉は食器棚と揃え、米ツガの突板を貼っています。
階段はリビングダイニングの一角に。
完全に二階に上がりきる前に、スキップフロアの中間領域を設けています。
ワークスペースにするも良し、第二のリラックススペースにするも良し。
主寝室は8帖と、昨今の物価高で土地も家も小さくなりがちな中で広さを確保できています。
奥の壁がベッドの枕方向の設計です。天井照明はベッドの足元付近に配置しているので写真には収まっていません。
寝室の隣のウォークインクローゼット。何の色気もない写真ですが、大容量の収納は魅力を感じてしまいます。
こちらの「段違いの家Ⅲ」は、動画の撮影を行い、YouTubeにUPいたしました。
静止画像ではなかなか伝わらない、よりリアルな空間構成をご体感いただけると思います。
ぜひご覧ください。