壁面に使用するモールテックスの無機質感と木材の柔らかさが、丁度よく融合したテイストです。
札幌市西区発寒で新築工事が始まりました。
今日は基礎の配筋検査でした。いつもお願いしている検査員さん。厳しい目でチェックしています。
THE EIGHT WORKSの基礎業者さんは精度の高い仕事をすると他の業者さんからも評判です。
今までも彼らの技術力と経験に助けられたことが何度もありました。大切にしたい業者さんのひとつです。
大型連休が明け、発寒の家では外回りの排水工事が入りました。
おうちの生活雑排水を衛生的に処理するための配管工事です。
写真では分かりづらいですが、この塩ビパイプは写真手前から奥に向かって勾配が付いています。
写っているのは排水工事担当の職人さん。こわもてですが、実は穏やかでピュアな瞳をした職人さんです(笑)
発寒の家の基礎工事が完了しました!
土間コンクリートを流し込んで平らにならすのですが、テラスになる部分は土間用のコテで何度もならします。
打設直後はザラザラしているコンクリートが、コテを滑らせるたびになめらかになっていきます。その延々と見ていても飽きない様子は、まるでそれ自体がリラクゼーション効果のある動画の様です。薪が燃える様子だったり、浜辺の波だったり・・・
作業している本人は大真面目な顔をして作業しているので、横で動画を撮りながら癒やされている人がいるとは気づいていないようです。
発寒の家では大工さんによる建方工事が始まりました。
最近は天候にも恵まれ、クレーン車を使った建て方工事が順調に進んでいきます。
クレーン車を使うときに気をつけなければならないのが、電柱の上を通っている高圧線。
接触しなくても作業車が近づいただけで放電して感電してしまう可能性があるので、事前に防護管を高圧線に取り付け、安全対策もバッチリです。
クレーン車を使うことで大工さんは建てる作業に集中できるので、骨組みは一日で屋根まで進みます。
建方工事が、全体の工程の中でも進行具合が目に見えてわかりやすく、
よく、「おぉー早いですねー」と建主さんや近所の方から言われます。
ここからは外回りの合板や断熱材、屋根材などを施工していきます。
週末は気温も上がりそうですね。大工さんに限らず、水分補給はこまめにして、体調を整えていきたいところです。
暖かい家を作る上で、最重要な部材のひとつが断熱材です。
先日、とあるセミナーで断熱に関する話を聞いてきました。
その中で、「高性能な家を作ることを目的にすべきではない」という話がありました。
ん?なんで駄目なの?と思いますよね。
つまりは、あくまでも目的にすべきものは「豊かな暮らし」で、「高性能な家」はあくまでもそのための手段であって必ずしも目的とするべきものではないということでした。
もちろん断熱性能は上げれば上げるほど暖かい家ができ、暖房費などのコストを抑えられます。しかしそれに伴って建築コストが当然上がってきます。
THE EIGHT WORKSではランニングコストとイニシャルコストのバランスを吟味して、グラスウール+スタイロエースで二重の断熱を採用しています。
発寒の家は充填断熱のグラスウール施工が終わりました。隙間なく入ったグラスウールの赤い色は、見た目にも暖かそうです。これから気密工事。断熱材の性能を十分に発揮させるための大切な工程が始まります。
THE EIGHT WORKSでは、こだわりの一つに気密性能の高さがあります。
前回も書いたとおり、断熱性能は気密性能の高さありきと言っても過言ではないものです。
気密性能が高くなると、当然室内の空気が動かなくなるので計画的な換気が必要です。
写真は24時間換気のための機械です。
家中の汚れた空気を吸い取り、外に排気します。
長いこと家造りの仕事をしていると、家の性能に伴って色々なテクノロジーも移り変わっていくのを感じます。
10年後にはどんな技術が主流になっているのか?なんて考えるのも楽しいものです。
普段なかなか目にすることの少ないもの、浴槽です。
よくお客様に聞かれるのが、
「家の中にユニットバスってどうやって入れるんですか?」
という質問。
ユニットバスという名前の印象から、全て組み上がったユニットバスを運んで来るイメージを持たれている方は少なくありません。
実際には、床・壁・天井・浴槽などバラバラに搬入したものを現場で組み立てます。
写真の浴槽、表面がボコボコしているのは断熱材のウレタンを吹き付けてあるからです。少しでも浴槽のお湯が冷めにくくなるように工夫されています。
私個人の考えですが、今のお風呂は本当に快適で、ゆったりと脚を伸ばせる湯船や水はけの良い床など、新品のお風呂は新築ならではの醍醐味の一つではないでしょうか。
2階ではフロアーを張っています。
発寒の家の2階フロアーは濃いめの色をチョイス。引き締まった印象になります。
床を貼ったら次は壁のボード張りです。
断熱材が見えなくなり、いよいよ部屋が部屋として区切られていきます。
THE EIGHT WORKS得意の建材の一つ、moiss(モイス)が壁に貼られました。
今回はシューズクロークと洗面脱衣室、ドッグスペースに貼られます。
調湿効果や匂いの吸着能力があるので、適材適所なチョイスです。
洗面脱衣室は天井にも。空間全体がモイスで覆われるので、空気がこもりがちな部屋なのに快適性が高くなりそうです。
発寒の家の主寝室にはウォークインクローゼットが付きます。
ウォークインクローゼットには一般的なクローゼットや押入れにはないメリットがあります。
普通のクローゼットだと、開口を大きく取らなければならないため目の前に家具が置けなくなります。その点ウォークインクローゼットだと、人ひとり分の入り口だけで良いので部屋の壁を多く確保できるようになり、家具の配置に自由度が出ます。
今回は5帖分の奥行きたっぷり。これだけのスペースがあれば大抵のものは収納できちゃいそうなんですが、不思議と収納が多いと物も増えていってしまうんですよね。定期的な断捨離を心がけたいところです。
外壁工事待ちの発寒の家。
メインは金属サイディングが貼られますが、アクセントでレッドシダーも一部採用します。
凹凸の少ない家は外観がのっぺりとしがちなのですが、そこはTHE EIGHT WORKSの腕の見せどころ。メリハリのある仕上がりになりますので、お楽しみに!
THE EIGHT WORKSではほぼ100%、テレビ台と食器棚は造作しています。
もちろん家具屋さんにはリーズナブルなものもたくさんありますが、THE EIGHT WORKSの家のパッケージの一部として、そこは譲れないところでもあります。
家具はいつも、大工さんが箱や天板を作り、建具屋さんが引き出しや扉を取り付けます。
現場に行くと食器棚の箱が出来上がっていました。
「早いですねー」と大工さんに声をかけると、
「いやぁ、建主さんが食器棚楽しみだねーって言ってたから、優先して作りましたわ」
とのこと。
むむむ。その心遣い、粋です。
暑さも一段落して、また涼しい日が続いていますね。
発寒の家では外装工事が始まりました。
今回はダークブラウンのサイディングを縦張りします。
いつもの馴染みの職人さんが4人チームで作業するのですが、役割分担がしっかりしていて作業が早い早い。
「えぇ!?もうこんなに張ったの!?」
「毎回驚いてるよね(笑)」
「・・・そうかも」
内部は大工さんの工程も終わり塗装工事や内装工事に入っています。
今回のキッチンの腰壁には、エイトワークス得意のレッドシダーのパネルを乱貼りで横に貼りました。
クリア塗装をしたので、濃いめに木目が引き立っています。
また、クロス工事と同時進行で行っているモールテックスの作業。
こちらもエイトワークスではかなり定番となりつつありますね。
↑こちらはダイニングキッチンの壁面とカウンター。
左官のような作業工程ですが、下処理から仕上がりまでに5工程くらいあり、非常に手間と時間がかかります。
出来あがりはモールテックス独特の表情もそうですが、曲がりや長さのあるものでも全てシームレスにつながるのが何より美しい出来となります。
そしてもう一面はリビングのテレビ面です。
こちらも同じ色のモールテックスで統一感を出します。
合計面積的には住宅では今回が一番広く採用しているかもしれません。
まだまだ作業が続きますが、仕上がりが楽しみです。
先日は猛暑の中、お施主様のご厚意によって2日間限りでしたがオープンハウスを開催させていただきました。
現場は引渡しに向けて外部の舗装工事をしています。
この日もかなりの炎天下でしたが、職人さんたちが綺麗に仕上げてくれています。
オープンハウスの為に家具や小物を少し置いていたので、その撤去作業の前に数枚写真を撮ってきたので、掲載いたします。
先日のモールテックスもイイ感じに仕上がっていますよ。
↑モールテックスのカウンターと屋久島地杉を使った建具に真鍮の取っ手を合わせています。
ダイニングのペンダント照明も真鍮で合せ、相性は抜群でした。
↑ワンちゃんの居場所になる階段下。
今回で「発寒の家」の「家の記憶」はラストの投稿となりました。
雪解け後の春から工事は始まりましたが、終わってみると早いもので、お盆の連休前にお施主様へお引渡しとなります。
数ある会社から選んでいただいたお施主様はもちろん、係わっていただいた職人さん方、近隣住民の方々、全ての人に今は感謝の気持ちでいっぱいです。