家の記憶
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House A

Update: 21.08.07
21.04.15
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雪もすっかり解け、札幌も春がやってきました。

 

今年度も新型コロナとどう向き合っていくかの一年になりそうではありますが、外では新一年生の元気な声が聞こえたりして少しだけ気分が明るくなる季節ですね。

 

そんな中、澄川で新たな物件が着工しました。

 

今回は基礎工事と一緒に塀も並行して製作します。高さがおよそ2mの塀なので、今は住宅の基礎鉄筋よりもよっぽど存在感があります。

 

 

角地のため、工事看板はみやすいところに設置することができました。2方向からアプローチできるので、現場の作業もいつもよりゆとりを持って行えています。

 

 

先週末には地鎮祭も執り行われました。晴天で暖かく、最高の地鎮祭日和でした。

21.04.19
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House A(仮)の基礎工事中、ちょっと変わった作業をしてきました。

 

バラ板の表面に焼き色を付ける作業です。

 

House A(仮)の擁壁はコンクリートに木目が付いた仕上げになります。その型枠に使う木材に焼き目を付けることで、コンクリートが固まったあとに剥離しやすくする工程です。

 

 

この作業をおよそ170枚分。一日がかりでした。

 

バラ板を型枠に付けている様子。これを両面に張り、コンクリートを流し込みます。

仕上がりの様子はまた後日。うまく仕上がっているか目で確かめるまで、少々ドキドキです。

21.04.30
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澄川のHouse A(仮)は予定工程通り、ゴールデンウィーク前に基礎工事が完了しました。

 

ゴールデンウィーク中は雨の予報が多く行楽には残念な予報ですが、コンクリート打設翌日の基礎には急な乾燥を抑えてくれるため、ありがたい雨。

 

仕上がりがどうなっているか心配だった木目の擁壁も完璧な仕上がりでした。

 

安心してゴールデンウィーク明けの大工工事に入れます。

21.05.08
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肌寒い日の多かったゴールデンウィークでしたが、明けた途端に初夏のように暖かくなりました。

 

ちょっとだけ、「なんだよもう!」と思ってしまいましたが、大工工事が始まったHouse  A(仮)の棟梁たちはむしろ歓迎の様子です。

 

クレーンを使っての建て方作業、大工さんも4人いるので作業があっという間に進みます。

 

 

おそらく400kg以上ある床合板の束も、クレーンなら軽々と荷揚げ。

 

 

クレーンのオペレーターの技術が優れているので、梁も架けたい場所にピタッと降ろしてくれます。

慣れていないオペレーターだと、作業が滞ったり大工さんが危ない思いをしたりすることがあります。エイトワークスで頼んでいるクレーン屋さんは上手だと定評があるオペレーターです。

 

 

一階の柱と梁が完了しました。週明けから2階の建て方で、上棟予定です。

21.05.18
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サッシの取付と屋根の板金が完了しました。

 

あと2週間もすれば雨の多い時季になりそうです。その前に外回りを囲い終わり、一安心。

 

 

日が長い季節なので夕方の5時を過ぎても明るく作業がはかどります。

 

 

内部は構造材がすべて見えています。これから断熱材が入り、どんどん景色が変わっていきます。

21.05.29
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1階のフローリングはナラの無垢フローリング。

 

床は常にに身体の一部が触れていることになる唯一の素材。そこに無垢材を取り入れることは心身にも良い影響があります。

理由としては、

無垢なのでもちろん製品に接着剤などの化学物質が使われていないことやリラックス効果などが挙げられます。

 

 

色々メリットは多いですが、なによりも貼り上がったときの見た目の違いが一番です。

建材の類は年数と共に流行りの移り変わりや、飽きが必ずありますが、無垢材はそれが少ないのも大きなポイントですね。

21.06.07
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このコロナ禍で、もはや当たり前になってしまったリモートワークですが、在宅の場合は環境が整っていないと不便なことも少なくありません。

 

House A(仮)の二階には実際に在宅ワークが基本のご主人の為の書斎があります。

 

書斎には隣室の物音が少しでも抑えられるように遮音シートを張っています。

これでご主人の仕事の効率が上がってくれればと願うばかりです。

21.06.08
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House  A(仮)の外壁工事が始まりました。

 

House A(仮)の外壁は金属サイディングとウェスタンレッドシダーの組み合わせです。まずは先行して金属サイディングの施工です。

 

上から下まで一枚もののサイディングを張る作業は二人がかり。腕前の良さでいつも指名させてもらっているコンビです。

 

「おっ!失敗するところ写真に撮ろうとしてるぞ!」

と軽口を叩きながら作業する二人。手際がよく4~5日で張り終わってしまうので、このコンビの掛け合いが見られるのはかなり期間限定です。

21.06.15
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階段の施工途中。ちょっとだけレアな写真です。

 

House A(仮)は階段下を収納として使える様に、蹴込みを塞いだ箱階段。箱階段の場合は踏み板が乗る「親板」から大工さんが切り込んで製作します。

 

 

少しずつ組み上がっていく階段。階段が出来上がっていちばん喜ぶのはやはり子供たちです。

棟梁も現場を見に来たお子さんに、

「明日の午後には二階に上がれるからね」と伝えたら楽しみにしていたそうです。

 

子供たちのワクワクした顔が見られるのも、家造りをお手伝いする我々の仕事の励みの一つ。こっちもついニコニコしてしまいます。

 

21.06.22
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先行して張った金属サイディングに続き、ウェスタンレッドシダーの施工が進んでいます。

 

ウェスタンレッドシダーを張る作業は大工さんの仕事。やはり木を扱わせたら大工さんの右に出るものはいません。

 

21.07.02
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足場が解体されるとほぼ同時に大工さんの工事も完了しました。

 

外観全体が姿を表し、モノトーンの引き締まったサイディングをウェスタンレッドシダーの柔らかさが中和しています。玄関前の木目の擁壁も好印象。

 

 

すっかり片付いた現場内ですが、これから塗装工事・クロス工事と続くのでまたにぎやかになります。

 

ダイニングからリビングと階段室・小上がり方向のアングル。正面の壁に壁掛けテレビを設置予定です。

ダイニングとキッチン方向。対面キッチンの腰壁には突板を使用しています。

 

 

21.07.06
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塗装工事が終わった現場内ではクロス工事の職人さんがパテ工事を行っています。

 

天井や壁の石膏ボードの継ぎ目やビス頭をパテ埋めして平滑にすることで壁紙の下地を作ります。

 

 

石膏ボードのジョイント部分のパテはケチらず広めに。

ここで手を抜くと仕上がったあとで段差が出てしまったりしまいます。

 

パテが終わったらクロスを貼り始めます。

 

クロスを貼れば家の中の表情も一気に変わります。仕上がりまでもう少し。

21.07.16
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クロス工事が完了したHouse A(仮)。

 

白をベースに、アクセントとしてグレーを取り入れた最近のエイトワークスのトレンドとなっています。

 

 

モノトーンだと無機質になりがちですが、要所要所で柱や梁を現しにしているため柔らかさを失わない意匠になっています。

 

 

明日からの床塗装工事のため、床の養生材を剥がしました。

ならの無垢フローリングが顔を出すと完成間近なことを実感します。

21.08.07
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無事に竣工をむかえました、House A(仮)。

 

今年は例年以上に真夏日が続き、若干バテ気味ですがHouse A(仮)の現場内はエアコンが付いたので快適そのもの。逆に外に出たくなくなってしまいます。

 

リビングの一角には小上がりコーナーを設えています。

 

小上がりの広さは3畳+収納。お昼寝には丁度いい広さです。

 

 

ダイニング・キッチン方向。腰壁に採用したのはホワイトオーク材の突板。

 

 

キッチンの床は水に強いフロアタイルを張っています。クッションフロアよりも硬め。表面は擦り傷が目立ちやすいため、つや消しのワックスを塗布しています。

 

ダイニングのペンダントライトごしに見るリビング。ペンダントライトは真鍮のため、年数とともに変化して味わいが出てくることと思います。

 

テレビ台は階段下を活用し、壁の中に埋め込む造りになっています。

 

 

カーポートとアスファルト舗装が残っていますが、外回りの工事も完了しました。

木目のRC塀とレッドシダーの外壁の対比にエイトワークスの建物らしさが表れています。

 

引き渡しを控えるHouse A(仮)。引っ越したお子さんたちの楽しそうな笑い声が聞こえてくる日が楽しみです。