平屋とは言え、フラットで同じ高さの天井が続くと立体的な空間に変化が少ない為、圧迫感や面白みがないように感じられてしまいます。
そこでリビングキッチンは大胆に天井の高い吹抜けとすることで開放感を出し、勾配天井による高さの変化も持たせました。
暮らしの中で庭とのつながりを持たせたテラス窓や、アイランドキッチンも引き立つ配置です。
札幌市白石区北郷で、平屋の新築工事が始まりました。
数は多くないものの、THE EIGHT WORKSでは平屋の新築をお請けすることが年に1回くらいのペースであります。
今回の平屋は、隣接するまわりの家との距離などを考慮して、吹抜を設けて採光を取る様な設計になっています。
道路工事なんかでもよく見かけるこの機械、敷き込んだ砕石を締め固めるためのものです。砕石を締め固めて床(とこ)を作ったら、来週は鉄筋の組み立てが始まります。
札幌市北郷で新築中の平屋では鉄筋の組み立てが始まりました。
平屋ということは、一般的に横方向に大きくなります。今回の平屋もその例に漏れず、一般的な2階建ての家よりも基礎が大きくなっています。
基礎の鉄筋を組んでいる職人さんも、「やっぱりちょっとかかるな~」と言いながらせっせと鉄筋を結んでいました。
組んだ鉄筋は、上の写真の様な「スペーサーブロック」の上に載せられます。こうすることで鉄筋の下にもコンクリートが流れ込み、設計通りの強度が出るようになります。
雲ひとつない晴天の中、基礎の型枠組み立てが始まりました。
ちょうどお昼休みのタイミングだったので、しばしの静寂でした。
THE EIGHT WORKSは基礎断熱工法を採用しています。つまり、床下も室内と同じ温度で管理する後方です。基礎断熱の為に使用するのが、スタイロフォームFGという断熱材です。
写真だと分かりませんが、このスタイロフォームFG、とにかく密度が濃くて固く重い。床下が冷えないように計画する中では、トップクラスの性能を誇っています。
床下の湿気をシャットアウトするための防湿コンクリートを打設し、基礎工事工程が終了しました!
コンクリートが硬化すれば基礎が完成です。今日は暑すぎず、なおかつ湿度の高い曇り空。コンクリートが固まるまでの環境としては文句なしの気候です。
明日は足場を架け、来週からの大工さん登場に備えます。
お向かいさんの育てている紫陽花が、文字通り現場に花を添えています。
白石区北郷の吹き抜けのある平屋では、いよいよ大工工事の開始です。
今日は土台敷き。基礎の上に土台を並べ、緊結していきます。
と、ここで棟梁にあるお願いをしました。
建主様より、大工さん初日に一本目の柱が立つところを見たいので写真に納めておいてほしいとのご要望。
今日は土台敷きだけで終わる予定でしたが、その旨を棟梁に伝えると、
「なんも今から一本立ててやる」とのありがたいお言葉!
軽やかに足場に登ると、柱を立ててくれました。せっかく「吹き抜けのある平屋」なので、「吹き抜けのところの柱」をチョイスしてくれるところも素敵ですよ二人とも!
柱が倒れない様に控えを取り、何事もなかったかのように元の仕事に戻る大工さん。
その後姿に惚れ惚れさせられてしまいました(笑)
いよいよ、大工さんの建方開始です。
今回は、平屋であるということと旗竿地という条件が重なって、クレーン車を使わないいわゆる「手組み」です。
棟梁を筆頭に、建方に集まった大工さんは全部で4人。数え切れない物件をこなしてきた猛者たちが柱や梁をかけていきます。
THE EIGHT WORKSの家の床下は防湿コンクリートを打っています。コンクリートから発生する湿気を取り除くため、床の合板はギリギリまで敷いていません。
今回防湿コンクリートの仕上がりは、いつにも増してビシッとしていました。急な乾燥をせず、最適な環境下で硬化したことがわかります。
屋根垂木がかかり、吹き抜けのある平屋が無事に上棟しました。
吹き抜けがあるため、外観は「平屋にしては背が高いけど、2階建てにしては小さい・・・」そんなサイズ感です。
黙々と材料を加工するG棟梁。カメラを向けられることに慣れすぎて、ノーリアクションです。撮影側としては自然な雰囲気が欲しいのでピースサインとかされても困りますが(笑)
・・・いや、それはそれで有りかな?
今日は吹抜けの勾配天井に断熱材を充填しています。
断熱材の向こう側には空気を通すための通気部材を入れます。それが写真に写っている卵のパックの様な材料です。
木造の建物の性能をより長く保つのに必要な条件のひとつが、「湿気を留めない」ことです。そのためには見えなくなる部分にこそ、設計と施工両面の技術が求められます。
吹抜けの勾配天井の下地が完成し、あとは石膏ボードを貼れば、仮床を外して開放的になりますが、
今はまだ仮床から天井が近いので、常に中腰で作業しなければならず大工さん大変そう・・・
吹抜けの仮床が取り払われ、LDK全体がお目見えしました!
上部の窓からの光が差し込み、明るいリビングです。
玄関から入ってきて見上げると梁と柱が目に飛び込んできます。
やっぱり柱や梁が見えるのは良いな~と改めて思った火曜日でした。
本日より無垢フローリング張りが始まりました。
エイトワークスの定番商品・道南材のなら材です。
貼る前に墨付けをすることで、床張りの過程で曲がってしまったりしていないか逐一チェックできます。この一手間をかけられるか否かで施工の精度が全然違うものになります。
それにしても棟梁は当たり前の様に前屈して作業していますが、自分だったら全然床に手が届かない・・・今日からストレッチしようかと思います!
残暑が続いてはいますが少しずつ日が短くなってきましたね。
夕方大工さんが投光器を点灯させる時間も早くなってきました。
薄暮の時間帯の現場の雰囲気は、また一味違います。
吹き抜けのある平屋では吹抜け部分の梁や柱が現しになっていて、これらに投光器の光が当たってできる影はなんだか雰囲気があります。
大工さんは出入り口の建具枠の造作中。来週は外壁工事も始まります。
玄関ホールの壁に調湿建材のモイスが貼られました。
窓から差す光がいい感じです。
玄関ホールにはワンちゃんスペースも設置される予定ですので、モイスの消臭効果に期待大です!
こちらの下段がワンちゃんスペースになる予定。上段は吊り収納になっています。
外壁の工事も始まりました。今回はブラックの金属サイディング。
金属サイディングは雨だと全く作業ができないため思うように進みませんが、一枚一枚着実に貼り進んでいます。
北郷で新築中の注文住宅、「吹き抜けのある平屋」
外部足場がなくなり、全体がお披露目になりました!目一杯引いて撮ってもフレームに収まりきらなかったのが悔しい・・・
マットな質感のブラックの外壁が引き締まった雰囲気です。
家の中は大工さんの最終日。最後の仕事はテレビ台の造作です。
今回のテレビ台はかなり難易度が高く、もはや家具職人レベルの内容ですが棟梁は黙々とテレビ台を組んでいました。
なんとか壁への取り付けを終え、笑顔を見せる棟梁。お疲れ様でした。
今日はキッチンの奥の塗り壁を仕上げました。
現場に足を運んでもらい、仕上がりのパターンを打ち合わせする施主のS様。
職人さんがコテで即席サンプルを作って色々見せてくれました。
せっかくなのでS様もコテを持って施工に挑戦。職人さんの指導のもと、一部パターンを付けてくれました。なかなかない経験、楽しげです(笑)
全体を塗り終わる頃、
今度はご夫婦で何かを・・・
壁に手形を残しました。これは記念になりますね。
仕上がった壁を眺めるS様ご夫婦。ご満足していただけた様子に、ほっと一安心です。