2階部分はバルコニーへと繋がるリビングや大きな吹き抜けで明るく開放的な空間。
3階部分にはお子様の寝室と、家で仕事ができるよう書斎とプライベートなスペースを作りました。
THE EIGHT WORKS 初となる3階建住宅です。
白石区本通で、着工前の地鎮祭が執り行われました。
秋の到来を感じる寒い朝、気持ちもキリリと引き締まる雰囲気でした。
白石の家の敷地は近隣の家も近くなるため、冬が来ると同時に基礎工事を完了させ、本格的な大工工事は来春からの予定です。
まずは地鎮祭で土地の神様に挨拶し、お清めをすることで工事の安全をお願いしました。
白石の家の杭工事が始まりました。
杭打機で開けた孔にコンクリートの杭を入れていきます。
この作業が見た目以上に静かに進みます。近隣の家が近接していますが、騒音や振動はほとんど出ないため安心して作業を見守れます。
明日からは掘削が始まります。
基礎の鉄筋が組み上がりました。
狭小地のため、仮設トイレや材料も道路に飛び出るギリギリ手前まで迫っています。
ビシッときれいに格子組みされた鉄筋。毎度のことながら惚れ惚れしちゃいます。
三階建でも、チェックすべき内容は普段と同じ。鉄筋のピッチや重なりの長さなどが設計通りかを見ていき、是正箇所があれば職人さんに直してもらいます。
と言っても是正するべき部分はめったにない業者さんなので頼もしい限りです。
今日は基礎の埋戻し作業でした。
重機でザザッと入れた砕石を人力で均していきます。
隣地が近いため重機も腕を小さく畳んで転回しなければなりませんが、その辺りはオペレーター(運転手)も慣れたもの。鼻歌でも聞こえてきそうなテンポでどんどん砕石が入っていきます。
しっかり転圧を施すと、ここまでフラットになります。
こういう仕事を見ると、
「相変わらず丁寧な仕事をする業者さんだなぁ・・・」と思わず唸ってしまいます。
年内の基礎工程が完了し、冬を越すために基礎の養生をしてきました。
現場用の仮設トイレも一旦引下げ、しばらくはこの状態。
次回の更新は3月下旬になりそうです。
冬季間の工事を控え、雪解けを待っていた「三階建ての家」
現場が再開しました!今日から大工工事です。
今回入ってもらう棟梁とは4ヶ月ぶりの再会。長らくお待たせしました。
今日の作業は土台敷きです。冬の間、雪の下で寝かせていた基礎の上に土台を並べて固定していきます。
三階建ての家の1階は約半分がカーポートのため、床になる部分が少なめです。
見ごたえのある作業は明日から、クレーン車が入って行います。
エイトワークス初の3階建て。足場の一番高い層に登ってみました。
いつもなら怖くない足場の上も、さすがに「うわ怖い」と呟いてしまいました。
普段から高いところをスイスイ歩く職人さんに「よく怖くないですね」と聞くと、
実は「いや怖いよ」と返ってくることも多いです。
高さに慣れすぎてしまった方が逆に怪我のリスクが高いのかもしれません。
白石区本通の三階建の家で建方が始まりました。
今回は通常の柱や梁とは別に、なにやら変わったものが運ばれてきました。
L型のこの材料、何に使うものなのか・・・
ギューンとあっという間に吊り上げられる謎の材料と、天を衝くように高く伸びるクレーン車のブーム。
クレーン車の能力を一度味わってしまうと、もう大工さんたちに材料を手で上げてなんて言えないです。
L型だった材料が組み合わさって門型になりました。この材料の正体は「耐震開口フレーム」という構造の補強材料です。
ここはガレージになる部分です。ガレージのような大開口を設けると、計算上構造的な弱点になってしまうことがあります。
そんなときに採用されるのが今回の耐震開口フレームです。
大開口の設計をキープしながら、構造強度も向上させてくれる補強材。ガレージの入り口と中間に使用しています。
エイトワークスでの採用は初めてですが、大工さんたちは施工経験があったので迷いなくスムーズに組み上げてくれました。
明日は2階・3階部分の建方です。階数が多い分、上棟までにかかる仕事も多くなりますが大工さんたちの連携を見ていると安心して見守れます。
建方が無事に終わり、今日は屋根垂木を組み野地合板を張るところでした。
屋根の際を颯爽と歩く棟梁。野地合板をキレイに張るための準備として墨出し作業を行っています。
大工さんの昔ながらの道具の一つ、「墨つぼ」は一発で直線を出せるアイテムです。
墨汁が入った壺の先についているつまみを引っ張り出すと、墨汁の染み込んだ糸が出てくる仕組みになっています。
両端をしっかり押さえつつ、糸を持ち上げてパチンと弾くとそこには見事な直線が・・・!
上棟した全景です。3階建てとはいえ、各階の高さをなるべく抑えているのでそれほど圧迫感はありません。目の前にいる大工さんのおかげでスケール感がわかりやすい写真が撮れました。
窓の開口にサッシが入りました。
3階までサッシを上げるのも一苦労でしたが、これで天候を気にせず作業ができるようになりました。
外回りも透湿防水シート(タイベック)が貼り終わっています。シワなくビシッと張られたタイベックの様子が大工さんの丁寧さをうかがわせます。
透湿防水シートとはその名の通り、壁内の湿気を外に透過させながらも雨水の侵入などは防ぐシートです。いろいろなメーカーから商品が出ていますが、年数が経ってからも劣化が少なく家を守り続けてくれるのはタイベックが随一です。
エイトワークスのタイベックは従来のタイベックにアルミを蒸着させた、タイベックシルバーを使っています。
従来のタイベックに比べ、遮熱効果が付加されつつ耐久性も向上している商品です。
見えなくなるところの性能にもしっかり向き合う。エイトワークスのこだわりです。
電気屋さんの配線が一通り終わったので、確認作業を行ってきました。
スイッチやコンセントの取り付けの場所や高さを一つ一つチェックしていきます。
いつもなら1つや2つは手直しがあって、「人がやる仕事だから間違いだってあるよね」と言いながら電気屋さんに直してもらうんですが、今回は100点でした。褒められるといい顔で喜ぶ電気屋さんなので、あとで褒めてあげたいと思います(笑)
棟梁は窓まわりの気密施工をしていました。
ちなみに棟梁の向こうの窓の先はバルコニーです。
エイトワークスでは意外と珍しいバルコニー。庭やエクステリアのスペースがない分、リビングの外にセカンドリビングとしても使える様にプランしています。
余談ですが、柱の養生カバーを新調しました。
これからまた何年も活躍するであろう新戦力アイテムです。
今まで使っていたものは10年近く頑張ってくれました。これまで数々の衝撃から柱たちを守ってきた養生カバーも役目を終え、新たな世代へバトンを渡すのでした・・・
断熱・気密工事が終わると石膏ボードを張る作業が始まります。
石膏ボードも人の手で2階・3階へ挙げるので、応援に行ってきました。
荷揚げに慣れている大工さんたちも、いつもより階が一つ多いのでちょっとしたイベント感覚でした。
石膏ボードを張ると、壁が完全に出来上がるので今まで曖昧だった各部屋の広さがはっきりとわかってきます。
こちらは2階~3階にかけて吹抜けになる部分。今は作業用の仮床の上を歩けるため、今しか撮れないアングルです。仮床がなくなり、開放的なLDKがお目見えするのはもう少し先です。
外では外壁の工事が始まりました。
今回は狭小地ということもあり、あまり時間をかけられないので人数多めで作業にあたってくれています。
寸法を取る人、材料を切って運ぶ人、張る人と役割分担がしっかりしていてサクサク進みます。
とはいえ、3階建てだと材料もなが~くなるので切った材料を張る場所まで持っていくのも一苦労。足場や壁にぶつけない様慎重に運びます。
現場の中では相変わらず大工さんが頑張っています。ゴールデンウィーク間近ですが、連休前にかなり作業が進みそうです。
ゴールデンウィークが明けて大工さんの仕事も再開しました。
大工工事も完了が見えてきたのでいよいよ吹抜けの仮床が外され、縦方向の全容も明らかに。
奥の渡り廊下のような梁は、キャットウォークと呼ばれるものです。
建設業界では「猫が歩くための場所」ではなく、「猫が歩きそうな高所の通路」ということでキャットウォークと呼ばれるようになりました。
劇場の舞台の上や、体育館の照明を交換するための天井付近の通路なんかもキャットウォークです。
今回は構造的な強度を高めるためにキャットウォークが設けられています。
外ではウェスタンレッドシダーの外壁を大工さんが張っています。
全体の外装は外装専門の業者さんが張りましたが、レッドシダーを張るのは毎回大工さんの仕事です。やっぱり木を扱わせたら大工さんに敵う人はいませんからね。
レッドシダーの外壁張りにいそしむ熟練の大工二人。カメラを意識してにやけちゃってます(笑)
白石区本通の3階建て、書斎のある家は塗装とクロス工事が完了しました。
クロス工事が始まったときは
「結構面積あるし、日曜まで延びるかもな~」と言っていた職人さんでしたが、最終日はしっかり午前中で完了させてくれました。
なんだかんだ言っても工期は守ってくれるところさすがです。ありがとうございます。
内装工事のためにリビングダイニングに鎮座している足場も、ようやく解体することができます。
来週からは造作建具や水回り、電気設備などの仕上げ工事が始まります。
竣工に向けてあと一歩。たくさんの業者さんが登場し、目まぐるしく入れ替わります。
白石区本通の「書斎のある家」美装が終わり、明るい室内が現れました。
モノトーンを基調とした中に木目を織り交ぜて無機質さを感じさせない意匠になっています。
キッチンの床にはリビング・ダイニングと同じく無垢フローリングを張ることが多いですが、今回はフロアタイルが採用されています。
食器棚の扉は突板張りの造作。突板はノッティオークという材料を使用しました。
ノッティとは、英語で「節ありの」「節だらけの」という意味。より木目の表情が出る建材で、エイトワークスでは割と採用することも多い柄です。
書斎のある家のリビングは2階に設けていることに加えて吹き抜けなので、どこにいても明るいリビングになっています。
そして見上げると横長の室内窓。ここが書斎になっています。
書斎の広さは3帖。カウンターの長さは2.6mもあるので、お子さんが勉強やお絵かきする横で読書や仕事をしても余裕ですね。
カウンターの背面には本棚も設えてあります。
在宅ワークや外出自粛が求められている昨今。
今までは、「欲しいけど間取りや予算の都合上諦めるもの」の代表格だった書斎ですが、今後はニーズが強まってくることと思います。
家族との繋がりを大切にしつつもプライベートを確保できる時間や場所がある家。
それが「書斎のある家」の理想とする姿です。