

札幌市内南区の、とある山林に接する一角で、新たに「THE HOUSE」が着工しました。
敷地は札幌市の緑地保全地区に隣接しているので、ほぼ永続的に自然と共存できる環境です。
ただでさえ短い温暖な季節を、飛び越えてしまったかの様に急に夏が来た北海道。
炎天下で木の葉が落とす影も色濃くなっています。
現場が着工している同じ時期、事務所では外壁の色決め打ち合わせを行いました。
「THE HOUSE」の外観は塗り壁がベースになる予定です。
たくさんのサンプルを並べて意見交換しつつ、イメージを共有しながら候補を絞っていきます。
豊かな自然環境の中に建つ「THE HOUSE」。今秋の完成を目指して動き出しました。

基礎工事の工程の中でも要となる、立ち上がりのコンクリートを打設作業。
曇天の下で湿度が高く、コンクリートの打設にはうってつけの気候ですが、作業する職人さんは汗を垂らしながら頑張ってくれていました。
水田に植えた稲の苗の様にニョッキリと生えたアンカーボルト。
所定の位置に配置されているかのチェックも欠かせません。

夏の深い緑の中のセミの鳴き声をBGMに、THE HOUSEが無事に上棟しました。
建て方作業に集まった大工さんは棟梁を含めて4人。
みんな段取りが身体に染み付いているので、必要以上に声掛けをしなくても一人ひとりが自分がするべき作業をわかっていて見る見る進んでいきます。
上棟すると、家の中からどんな景色が見えるのかイメージしやすくなります。
ここには外に出入りできるテラスドアが付きます。その先には地元の人だけが知っていそうな、ちょっとした自然道の様な小道があります。
その小道から見えるTHE HOUSE。この季節は緑が濃すぎて、思った以上に葉っぱに隠れてしまいましたが樹木越しに映える外観になりそうです。