札幌市南区石山にて着工しました、TICOT HOUSE(ティコットハウス)。
久しぶりに冬期の基礎工事です。冬の基礎現場は採暖用の養生テントをかけての工事。
天候の影響を受けないという面で、管理のしやすい季節です。
テントの中は外観以上に天井が高く感じ、広々としています。
TICOT HOUSEの基礎工事は年またぎの工程。たまに雪下ろしをしながら、工事を進めていきます。
基礎の仕上げに向けて、埋め戻し作業中です。
記録的な大雪に見舞われた札幌ですが、
現場の方には大きな影響なく進捗しています。
まもなく始まる大工工事を目前に、記録的な大雪・・・
この日は、足場の設置も予定していたのですが、前日の大雪によりスケジュールが未定との話もありましたが、現場に行ってみると予定通り設置真っ最中でした。
予定通り進行しているし、天気は良いしで、気持ちが良い!
しかも、南の方は思った以上に積雪量が少なく、一安心。
札幌市内でもだいぶ、状況が違いますね。
明日から大工工事に合わせて、現場には木材の搬入があり、敷地内に材料を配置するため、
この日は敷地内の雪を移動式融雪槽にて、ガンガン溶かしていきます。
雪も柔らかめだったので、約2時間半ほどで、作業は終了です。
準備万端で、明日からは大工さんが入ります。
南区石山で工事が進んでいるTICOT HOUSE
いよいよ大工さんの建て方作業に入りました。
タイミング的に町内会のパートナーシップ排雪とぶつからないか懸念していましたが、杞憂に終わって一安心です。
ここ最近大雪に悩まされている北海道ですが、建て方作業は快晴の中で行うことができました。
サッシの取付が完了しました。
リビングの土間スペースは吹き抜けになっており、大きな窓で開放的なプランになっています。
エイトワークスの標準仕様、木製玄関ドアも付きました。
3月に入っても休ませてくれない降雪量ですが、これで家の中に雪が入り込むこともなくなりました。
1階の床下が完全に乾き、掃除も完了したので合板を敷いていきます。
フローリングの下地となる床合板の厚みは24mm。構造的な強度も高く、床鳴りなども起きにくい「ネダレス工法」です。
床合板を敷くと内部の作業性が格段に上がります。何よりも現場内の移動のときの安心感が違います。
玄関ポーチまわりの壁と天井にウェスタンレッドシダーが張られました。
外壁全体は単色の塗り壁になるので、良いアクセントになりそうです。
玄関の横には物置が設けられています。
こちらの入り口のドアもウェスタンレッドシダーを使用するので、閉じると壁一面がレッドシダーになります。
現場に納品された、ルーフスペーサーなる箱。
屋根の断熱の裏側を通気するための部材です。
中身はこんな卵パックの様な造りになっています。
この様に屋根の断熱材を充填する前に施工しておくことで、通気を確保することができます。
断熱材を入れると見えなくなってしまいますが、家の性能を長持ちさせるための隠れたいぶし銀商品です。
ダイニングの勾配天井の断熱と、外壁の断熱が完了しました。
少しずつ暖かい日が増えてきた札幌ですが、現場の中はまだひんやりとしているため休憩中はストーブを焚くこともあります。
断熱が進むと暖房の熱も逃げにくくなるので、大工さんの休憩も快適になります。
1階の床材はナラの無垢フローリング。
フローリングを敷く数日前にこの様に開梱しておき、現場の湿度に慣らしておきます。
仕事熱心すぎてあまり休みを取りたがらない棟梁も、ゴールデンウィークはしっかりと休んでくれています。
人の出入りがなくひっそりとしていますが、それもまた趣がある現場内。
リビングの吹き抜けの足場がなくなり、開放感が感じられるようになりました。
吹き抜けがあると、明るさだけでなく、二階にいる家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
広々としたダイニングキッチンのエリア。キッチンを収めるのは、大工工事の終盤なのでもう少し先です。
二階は石膏ボードが張り終わり、全ての部屋が間仕切られました。
大工工程は後半へ折り返しました。連休で英気を養って戻ってくるであろう棟梁に、後半戦も力を発揮してもらいます。
鉄骨階段のささらが取り付けられました。
明日はここに階段の踏み板を取り付けし、階段が完成します。
大工工事の終盤戦。木工事造作がほぼ完了しています。
リビングの窓横にアクセントで張られた突板はタモをチョイスしています。
リビング横の階段下は、お一人様用の書斎スペースを設けています。
リビングから玄関方向を見ると、吹抜けによって縦方向の広がりも感じることができます。
大工工事もあと少し。来週は塗装工事が始まります。
TICOT HOUSEは塗り壁の仕上げ作業中です。
仕上げ作業は間違いなく雨が降らない日を選ばなければならなかったので、職人さんが入るまでは結構待ちました。ようやくという感じです。
仕上げ作業は塗り始めたらほぼノンストップ。
4人の職人さんが黙々と作業を進めています・・・と言いたいところですが、カメラを向けると
「撮ってるの!?動画じゃないよね恥ずかしいなー」
と軽口が飛び出すくらいの余裕はあるようです笑。
壁が仕上がれば、雨樋やアンテナなどを取り付けして足場を解体できます。全景が見えるまでもう少しです。
外物置のドア製作の打ち合わせで建具屋さんに行ってきました。
ドアはレッドシダー外壁と同じ材料で一体感を出すため、板の割り付けを考えつつ並べていきます。
ホームセンターにある様な巨大な裁断機。かれこれ50年くらい使っているそうです。
50年も経ってたら、かれこれという表現はちょっと違う気がしますが・・・
完成し、後日現場に納品された扉。イメージ通り、壁の一部の様に仕上がりました。
先週末よりオープンハウスが始まりました。
家具や備品がディスプレイされると、室内空間に命が吹き込まれた様に表情が生まれます。
上の写真はリビングの様子。左手のグレーの壁の前には薪ストーブが設置されているはずだったのですが、この度の世界情勢の影響で今冬まで待つことになってしまいました。
リビングに隣接する、階段下の様で階段下ではないスペースは書斎が設けられました。
勾配のある高天井のダイニングには真鍮のペンダントライトが吊り下げられています。
その向こうに見えるのは洗面化粧台です。
奥に写っている食器棚の把手も真鍮製。ダイニングの照明とマッチしています。
余談ですが、真鍮にはそこに含まれる銅の作用でバクテリアを退治する効果があります。
誰もが除菌・殺菌に気をつけているこのご時世。デザイン性の高さに殺菌効果もあり、今後は把手に真鍮が採用されることが増えてくるかもしれません。
キッチンの扉や壁のキッチンパネルはモノトーンのものをチョイス。ステンレスの天板やレンジフードと好相性です。
キッチン水栓はシングルワンホールスプレー水栓。
飲食店のシンクなどに設置されているタイプの水栓です。
家庭用にブラッシュアップされたデザインでリリースされた商品を採用しました。
自由自在に動かせる水栓は洗い物やシンク内の清掃がはかどること間違いなし。一度使ったらもう他には戻れない使い勝手かもしれません。
外では外構工事の真っ最中。記録的な大雪の中頑張った基礎工事が嘘の様な光景です。
今週末のオープンハウスが終わったらお引渡しとなるTICOT HOUSE。7ヶ月近くの長い工期でしたが、とても満足のいく素敵な仕上がりとなりました。